Tin Machine

デヴィッド・ボウイのライブ音源を漁っていたら、Tin Machineの曲をやっていて、それで久しぶりにアルバムを聴いたら凄く響いた。当時はイギー・ポップのアルバム、ラスト・フォー・ライフのリズムセクションの兄弟が叩いてる、とかに興味がありアルバムを買って福岡サンパレスのライブまで観に行きましたが、ピクシーズのディベイザーのカバーをやっていた記憶しかなく、曲もアルバム冒頭の数曲しか覚えてなかった。ところがボウイのライブ音源に収録されていたI can"t readという曲がとても響いたのでありました。リズム隊、というより、Tin Machineのタイミングで御用達ギタリストとなったリーブスガブレルスが肝なんですね。アルバム中盤以降のああ90年代、という感じはミクスチャーロック的な、メタル・ハードロックテイストなギター技。リビングカラー、みたいな。突然これがきたら確かに70年代からのボウイファンはそりゃもう付き合いきれん!てなるよなーと。ボウイの楽曲にフィードバックノイズやアーミングによる不協和音なんてけしからん!みたいな。でもこのI can't readっていう曲、その後のブラック・タイ・ホワイト・ノイズで一旦遠回りして、アウトサイドで着地する曲ですよねリーブスガブレルスと一緒に。お見事ですよ。