割礼のインストアライブ@HMV渋谷店

渋谷のHMVは現在またあるんですよね。この写真は前のHMV渋谷店が閉店する直前に割礼のインストアライブを行った時のものです。店の前に停めた車から降ろした機材。道行く人々や看板を見ると確かに懐かしい感じもする。確か2010年。今から12年くらい前?

自分は当時P-Vineの制作担当として割礼の「星を見る」リリースしまして、これはそのレコ発インストアライブでありました。

HMVのスタッフさんからレジでお客様と会話出来ないから音量下げてください!と苦情が来たなー。しかも上の階のレジから。その節はご迷惑をおかけしました。

宍戸さん、鎌田さん、松橋さん

本当に爆音で演奏させていただきました。HMV田代君含め、スタッフの皆様、ご来場の皆様ありがとうございました。




 

Academy Fight Song

Academy Fight SongはRUMTAGの諸富君の新バンド。彼はStand cast bag(その後RUMTAGにバンド名を変更)時代からの付き合いで、96年かな、チェルシーQ 界隈のバンドをコンパイルしてリリースしたオムニバスCDにも参加してもらって、その次のV.A.にも当時、中尾憲太郎や現sikks senthの金子君とやっていたバンドで参加してもらっています。この新バンドも轟音で、諸富君のテクニカルなギターと歌ものながらオルタナティブでザラザラしたリフや和音、曲構成がgakeppuchiというハードコアバンドの二人によるパワーアレンジで奇跡的なバランス感を保ったままのイノセントな音になっている。エモという界隈に関しては正直ちゃんと理解しておりませんがそのフィールドでも歓迎されるであろうし、リズム隊の90年代米オルタナバンド的なハードコア感とこれまで聴いたことがないような絡み方をするギターサウンドは俺は大好きなやつです。まるでハスカー・ドゥとフガジとジーザスリザードが取っ組み合いをしているような。諸富君の歌メロも綺麗なんだけど、全然バックボーンが分からないポップセンスで、あ、でもちょっと前にイワキ式アンサンブルというバンドでTHE SMITHSの「ディスチャーミングマン」をカバーしていたので、やっぱりそうなんだよな。そういえばStand cast bagはその昔チェルシーQのスピンオフ企画でTHE JAMコピーバンドをやらなかったっけ?「おしゃれ貴族」というバンド名で!笑

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突然段ボール・左右・トリプルファイヤー

突然段ボールを1994年頃に福岡に呼んで、当時の新譜だった「スーパー」とライブパフォーマンス(当時はドラムスがチコ・ヒゲ、ベースがモーリー・ロバートソン)に衝撃を受け、その歌詞や楽曲から多大に影響受けたPANICSMILEはメンバー全員でほとんどノリで上京、一時は湯浅学さんと一緒に突段のメンバーに入れてもらいました。その10年後くらいに名作「純粋で率直な思い出」(07年PERFECT MUSIC)の制作を担当させていただいたんです。そしてちょうどその頃トリプルファイヤーと左右に出会ったんですね、彼らからも94年の突段の衝撃同様の多大な影響を、充分受けた。自分が福岡に移住後に、トリプルファイヤーと左右の3バンドで都内のJR全線運休の大嵐の日の新宿ロフト・バーライブ(2013/9/16)を敢行。メインホールでは大森さんがソールドでしたっけ。その後も左右はこっちに飛んできてUTEROや福岡市内でのスタジオライブや大分や、一緒に細かくやった。そういえば左右とは突段の「深谷ロックフェス」が出会いかも。同時期に豊田市の松石ゲルスタジオでのトリプルファイヤー合宿レコーディング2枚連続、というのもありました。こっちに居ても吉田君はしょっちゅうテレビで見てるし、日本はホントに狭いなあーと思わせてくれる方々。きっとまた突段もトリプルファイヤーも左右も福岡に来てくれる。色々片付いたらね。そんなワケで3/19秋葉原CLUB GOODMAN(自分の元職場)の突段新作レコ発のメンツはホントにうらやましい。うおー「マイ・ソング」リリース、おめでとうございます!!みんな生きてる!

アコースティックギターとか

昨日のUTEROはモーサムトーンベンダーの百々君のイベントで、元ミッシェルガンエレファントのウエノコウジさん、勝手にしやがれ武藤昭平さん達3人による新年会でした。アコースティックギターによる弾き語りのライブは毎月色々観ているのですが、自分がやるとしたら、みたいな発想はなかなか湧いてきません。が、昨日は自分も何かこういった演奏が出来たらなあと思いました。そもそもコードを知らない・コードを押さえるのが苦手、特に押さえたコードから違うコードへの指のフォームチェンジが苦手、というのもあってPANICSMILEでは1回の最大押さえ弦本数が3本以上は無い、という全然ギターが弾けない人間なのであります。だけど、待てよ、アコギなら逆に1本でも音が太いかもしれん!と思い立ち、や、そういえば全然告知等をしていませんが2020年に発行されたGUITAR MAGAZINE7月号の日本のギタリスト名鑑的な特集で、僭越ながらテキストを掲載させていただいてまして、そこで自分は突然段ボールの名盤「成り立つかな」を挙げて、あの単音引きアコースティック曲について書いたのですが、そういえばそうだった。自分にとってあの蔦木俊二さんの演奏の影響は今もデカく、原点はいつもあの音だったのだ。とても繊細。あの音。そしてマイナーとかメジャーとかのそういったエモーショナルな雰囲気やブルース臭が無く、終始冷ややかなのです。あれなんですよ。よし、もう少しイメージを膨らませてみるとしよう。

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お正月にふと

ふと思い出して久しぶりにこれを観ようとしたら非公開でした。なので撮影したwaruchiにお願いして公開してもらいました。PIXIESコピーバンド。2015年かー、だいぶ経ったな。UTEROスタッフになって1年目で、まだ店舗は高砂にありましたね(現在は清川)。ギターのSNOPPYアサガミ君、ベースの団地ファンク妻のサカモトリカコ、そしてドラムのランディ!良い演奏してますね。大変申し訳ない事にあの時は全然分かってなかったですが皆さま凄い。なんか自分のイマイチさだけは今もそう思うんですが、他の3人がすんごい。リカコ嬢のGigantic、この曲ってベース弾きながら歌うの難易度、高。ですよね。やー面白かった。そういやこの次にはTeenage Fanclubのコピバンもやりましたね。

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年末のDJイベントなど

2022年になりました。今年も淡々粛々とやっていくわけですが、12月の末に翌年(今年)の全体的なイメージでの選曲で2回ほどDJをやらせていただきました。12/29に親不孝通りのダークルームというクラブで福岡名DJの玲くんとBtoB。数えきれないくらいの人数のDJ陣をブッキングしたのは六本松のBarアモンのマスター姫野さん。ジャンルも世代も多岐にわたりこのキャスティング、彼の人脈は凄いなーと。和モノからブリットポップ、テクノ、モダンヘヴィネス的なメタル、モデストマウスやハスカードゥ、デイジーチェーンソー辺りもプレイされて、ほぼ開演時の18時頃からおりましたが大変楽しかったです。玲君によるどこかの街の中学校吹奏楽部の映画音楽カバーレコードや早稲田高校野球部の応援団ブラバンの曲がかかる合間にレジデンツやバットホールサーファーズ、プッシーガロア、ビッグブラック等の曲をかけました。完全に自己満足ながら、素晴らしいBtoBだったと思います。2022年が見えた瞬間でありました。翌日はUTEROにてベストヒット清川の年末DJ大会。イクマさんとのBtoBで自分はPale Saintsのイアンマスターズのバンドspoonfed hydirdの曲からスタート、その後はイクマさんがディランやカースティマッコールの曲をかける中、lushやcurve、Chapterhouseの曲、そして福岡のFIELDの曲を。自分的シューゲイザーな選曲でありました。間に二人のトークを挟むので1時間の持ち時間でもそんなにかけれなかったですが、良いBtoBになったと思います。イメージは2022年でしたが古い曲ばっかりだな笑。そして翌日31日のUTEROカウントダウンイベント。この日も常連バンドの方々の熱演の合間のDJでGeeseとGulferを発見しましたスポティファイで笑。これが多分今のシューゲイザーバンドなんですよね?きっと。選曲はカワグチ君でしたが彼からはもっと盗みたいですね。かっこいい曲ばかりでした。ex.RUMTAGの諸富君の新バンド、Academy Fight Songが良かったなあー。心地よい轟音の歌もの(+スクリーミング)。

ちょっと遡って12/25に東京のLoolow ningen &the fareast itiots編集によるV.A.『MITOHOS III : A GUIDE TO JAPANESE GALAPAGOSIZED MUSIC』が配信リリースされたのでした。

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PANICSMILEは最新曲の「Ride On Time」を収録していただきました。11月の難波ベアーズライブ辺りで制作の佳境を迎えていた楽曲です。このV.A.収録のバンド、いずれも個性的かつオルタナティブな感触ながらも現代的な音を描く楽曲揃いで大変面白いです。やはり日本のバンドって凄いんですよ。この様な大作にお声がけいただいて、ルロウズの赤倉君には大感謝であります。是非お聴きください。

結婚式と他店への年末ご挨拶

昨日はUTEROスタッフの大曾さんとまほろばやbearstapeで活躍するギタリスト川合君の結婚式でした。2次会とか関係者パーティ、ではなく親族・職場の関係者が招かれたいわゆる披露宴。こういうのは久しぶりでした。UTEROに転職したタイミングでスーツ的なフォーマル服は全て捨ててしまったので、無印で揃えたリクルート服的な感じで参加したのですが、防寒着を羽織れるので冬で良かった。その格好で会場まで自転車で爆走、さすがに恥ずかしかったな笑。大曾さん、河合君、おめでとう!式の山場を迎える前に途中退場、大名のQueblickに自転車で爆走、20/AroundとSmily Tinkyのライブを観ました。入場の際にスマホQRコードを読み取り、名前・フリガナ・住所・電話番号を入力、目当てのバンドを選択、送信、支払い→入場という手順でした。よくデパート等の入り口に設置された、顔が映る検温器がおいてあり、「体温は平常です」と言われました。飛沫防止のアクリル板が物販テーブルやバーカウンターに設置されており、あの平米数だからか、どうしても密になってしまうエントランスでの感染対策・気配りに感心しました。ちなみに今日もpastleaksやMcGrady、Handsome Geek等を観てきたのですが、昨日も今日も全バンドかなりの演奏力と表現力でありました。楽曲のクオリティもアレンジ力含め非常に高かった。見た感じ動員数は40名~50名くらいでしょうか。こういったセルアウトを目標としたバンドを観るのはほぼSPACE SHOWER勤務時以来の事だったので、何か懐かしい感じもあり、UTEROや自分の各地でのライブ等、普段の音楽リスニング状態とはちょっと違う雰囲気を楽しみました。全バンド、演奏も鉄壁なんですがとにかくMCがちゃんとしていました。その喋りは何か照れくさい感じ、が微塵もなく、受け手であるお客さん達全てがその喋りに耳を傾ける用意がある、という感じでした。なのでバンド側もスラスラ喋れるのではないでしょうか。バンドとお客さんの信頼関係が圧倒的にあったと思います。ほぼ全てのバンドのMCに、コロナ禍についてと、この状況に屈せず頑張っていこう、というメッセージが含まれていました。ロックバンドがリスナー、お客さんの気持ちに寄り添う、という構図もなかなか普段では見れないものでありました。まだまだ勉強させていただきますね。