コロナ禍での音楽

福岡のバンドや、ライブをやっている音楽家の人達はもっと自主イベントやったら良いと思います。9/5のドペクターズ企画のイベントがとても良かった。これが普段の自分のUTEROブッキングと同じメンツだったとしても、あの日の様な雰囲気にはなりません。ライブハウスの人に誘われて演奏するより、自分たちで好きなバンドを集めて色々な意味や気持ちを込めた1日を作る方が楽しいですよね。そりゃお客さんも沢山来ます。コロナ禍、というのもあるでしょうか、現場で観ていると例え20人、30人のお客さん相手でも、や、無観客ライブ配信においても、以前の平和な頃とは違う音が鳴っています。目に見えない感染の恐怖、圧力に抗っているのか、今日が最後かもしれないという覚悟めいた気持ちなのか。20時閉店・撤収・解散、を守っている為あっという間に皆いなくなります。でもその短い開催時間の中で何かが凝縮された音が鳴り響き、以前とはまた違う振動が伝わってくるのです。大音量のバンドでも、アコースティックギター1本の弾き語りでも。今日は江上るい、極楽、田中事件、Bell Bromideのライブ。とても楽しみです。

ベースとクリックのデータを2曲送ったら松石ゲルがドラムを録って返してくれました。流石の演奏。30年前にひっかかっていたアレンジもすんなり彼が仕上げてくれました。The Bremenrocksの録音、淡々と粛々と作業を進めます。五郎君と竹村君のギターを録るのが楽しみです。